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<GW東北イチ押し>自然観察はスローに

奥入瀬渓流に注ぐ雲井の滝で、記念写真を撮る台湾の観光客。外国人にも人気だ

 もうすぐゴールデンウイークだ。海外に行く人、身近な所に出掛ける人。宮城県にもお薦め場所は多いけれど、県外の東北に足を延ばすのも、いい。記者たちが一足早く、各地の「イチ押しスポット」を訪ねた。

◎(1)青森 十和田・奥入瀬渓流

 十和田湖を源とする青森県十和田市の奥入瀬渓流は例年より早く、木々が芽吹く気配に包まれている。大型連休中の5月上旬には一気に新緑の季節を迎えそうだ。
 一帯には広葉樹の林とコケの世界が広がり、耳を澄ませば川のせせらぎと鳥のさえずりに心が和む。見事な景観や、国道と遊歩道を備えたアクセスの良さが他の地域と一線を画している。
 渓流は上流の子ノ口(ねのくち)地区から焼山地区までの約14キロの区間を指す。全て歩くと約4時間。名所ごとにバス停があり、市の施設「奥入瀬渓流館」で電動自転車のレンタルもできる。
 「長い時間をかけ、どれだけ移動しないかというのが最近の主流です」と地元の自然ガイド。名所を足早に見て回るだけではもったいない。スローな自然観察を心掛けると、また違った光景に出合える。
 名所「雲井の滝」にいた香港の観光客は水の流れにカメラを向け、30分以上とどまっていた。3時間で数百メートルも動かないコケの観察ツアーもここ数年、女性客を中心に好評という。
 川の流れをぼんやり眺めていると、流心の脇にヤマメがいるのに気付いた。自然は見ていて飽きない。(八戸支局・岩崎泰之)

[メモ]奥入瀬渓流まではJR青森、八戸の両駅などからバスが出ている。子ノ口地区と石ケ戸休憩所、奥入瀬渓流館の3カ所に無料駐車場があるが、大型連休中は例年混雑する。周辺には十和田湖や蔦沼など観光スポットが多い。連絡先は同館0176(74)1233。


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2016年04月25日月曜日


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