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タラの雌雄を自動判別 システム商品化へ

雌雄を判別した画像。雄(上)は白子を示す青色が、雌(下)はタラコを示す赤色が多く表示される

 ソフトウエア開発の東杜シーテック(仙台市)が、漁獲されたタラの雌雄を超音波エコーの画像で自動判別するシステムを開発している。熟練の漁業者が手作業で選別する工程を機械化することで、作業効率の向上や鮮度の確保につながる。タラの漁期が始まる今秋から東北の魚市場などで試験的に運用し、来春の商品化を目指す。
 タラは雄の白子が雌のタラコよりも高価なため、雌雄を分けて取引される場合が多い。見た目での判別が難しく、経験豊富な漁師や魚市場職員らが魚体を触るなどして確認している。
 開発したシステムは、医療用の超音波エコーでタラの腹部を撮影し、画像認識技術で形状から白子かタラコかを瞬時に判別する。現在の精度は約95%。誰でも簡単に選別でき、魚体に触れないため鮮度維持や衛生面の効果も期待できる。今後は漁船や魚市場などでの使用を想定し、防水機能を備え、持ち運びできる小型装置として完成させる計画。
 開発には東北大の産学研究拠点「情報知能システム(IIS)研究センター」が協力している。東日本大震災後、被災地の課題を調査する中で気仙沼市の漁業関係者から提案があり、開発に着手。2014年10月から気仙沼市魚市場で実証実験を重ねてきた。
 実証実験に協力した気仙沼漁協の菅野真参事は「簡単に判別できれば作業の迅速化が図られ、現場にとっては非常にありがたい」と期待する。
 東杜シーテックの菊地和雄テクニカルマネージャーは「人手不足などの課題解決につながってほしい。サケやフグといった他の魚種や養殖などへの転用も目指したい」と話した。


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2016年04月26日火曜日


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