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<楽天>オコエ2軍で奮闘「うまくなりたい」

24日のイースタン・リーグ日本ハム戦で、8回に代走で出場した東北楽天・オコエ=山形県野球場

 14日に1軍選手登録を抹消された東北楽天のオコエ瑠偉外野手が2軍で奮闘している。25日時点でイースタン・リーグ8試合に出場し、28打数7安打、打率2割5分、2打点、1本塁打、2盗塁。「(1軍で)回りから打撃が課題と言われたが、自分では走攻守全部が追い付いていないと感じていた。反復練習し、基礎を確実にできるようにしたい」と地道に取り組む大型新人の現状と課題を、本人と2軍首脳陣に聞いた。

<打撃>
 21日のイースタン・リーグDeNA戦で砂田毅樹(秋田・明桜高出)から左越え2ランを放ち、プロ初本塁打を記録した。2ボール1ストライクから、120キロのスライダーに狙い球を絞って振り抜いた。
 1軍では主に途中出場で8打席立ったが、安打はゼロ。「打席に立って久々に投手の球を見る(ぐらい間隔が空く)し、代打経験がなく準備の仕方が分からなかった」と対応に戸惑った。2軍で毎試合出ることで試合感覚を取り戻し、配球の読みもさえている。
 河野2軍チーフ打撃コーチは「打席で闘争心があり、球に向かっていく姿勢は、凡打になってもチームに勢いを付ける」と話す。課題は速球と切れのある変化球への対応としつつも「粗削りだが、変にいじることはせず自分のスタイルを1年貫いてほしい」と本人の持ち味を重視する考えだ。

<守備・走塁>
 2軍では中堅と右翼守備に就き、14度の守備機会を失策0と無難にこなしている。森山周2軍外野守備走塁コーチは「ボールの落下点までのスピードは素晴らしいが、中前打へのグラブの出し方や送球は雑。軽く投げて山なりになると走者に次の塁を狙われてしまう」と課題を挙げる。
 疲労などで大事を取って24日は先発出場を外れたが、代走出場し元気な姿を見せた。
 盗塁は2度試み、共に成功。森山コーチは「相手投手の癖やボールカウントから配球を読み、自分なりに考えて走っている。高卒1年目でできることではない」と舌を巻く。

<姿勢>
 平石洋介2軍監督は「意欲的に一生懸命取り組んでいる。『うまくなりたい』という向上心がひしひしと伝わる」と、ひたむきな姿勢を評価。「次に1軍に上がる時は(必要な)戦力として上がってほしい」と期待を寄せる。
 オコエは「もちろん(1軍に)呼ばれたら行ける準備は常にしておきたいけど、今は2軍でしっかりとやるべきことをしていきたい」と、焦らず目の前の課題に向き合っている。(浦響子)


2016年04月26日火曜日


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