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<復興祈念公園>アーカイブと一体整備を提言

 国と福島県が浪江、双葉両町沿岸部に整備する復興祈念公園について、県の有識者会議は25日、公園の理念などを盛り込んだ提言書を県に提出した。アーカイブ施設との一体的整備により、東日本大震災と原発事故という複合災害の教訓を後世に伝えるよう求めた。
 アーカイブ施設「ふるさとふくしま再生の歴史と未来館」(仮称)は、県が設置、運営主体となる予定。祈念公園について提言書は、アーカイブ施設との連携で「(複合災害の教訓を)広く世界と共有する場としていくことが期待される」と説明した。
 有識者会議会長の山川充夫帝京大教授(経済地理学)は「震災前から震災後の未来へと時間軸をつなげるため、アーカイブ施設と空間的にも一体化させることが必要だ」と述べた。
 理念には「震災で犠牲となった全ての生命への追悼」「福島への思いを育む」など四つを列挙。設置場所では浪江、双葉両町が再生可能エネルギーの活用などを検討しており、復興へと進む福島の姿を国内外に示せるとの見方を示した。
 内堀雅雄知事は「アーカイブ施設と並行して議論を進めたい」と話した。県は26日から1カ月間パブリックコメント(意見公募)を行い、基本構想を作る国に6月中旬に提言する。


2016年04月26日火曜日


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