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<東北電>最高益973億円 燃料費減が寄与

 東北電力は26日、2016年3月期連結決算を発表した。経常利益は前年比30.8%増の1526億1600万円、純利益は27.2%増の973億2500万円で、ともに1994年度に連結決算を始めて以降で最高となった。原油価格の下落に伴い、燃料費が前期より1794億7000万円(31.2%)減少し、利益を押し上げた。
 電気料金の引き上げなどで4年ぶりに黒字転換した14年3月期以降、純黒字を確保するのは3年連続。
 利益面では、輸入燃料の価格変動を反映させた燃料費調整制度に基づく電気料金と燃料費の差額が、急激な原油下落を受けて前期より490億円程度拡大し、収支改善につながった。
 売上高は4.0%減の2兆955億8700万円で、過去最高だった前期に次ぐ水準。気温の影響で冷暖房需要が伸びず、販売電力量が2.0%減ったことなどで、電灯・電力料が2.7%減少した。
 年間配当は前期比10円増の1株当たり25円とした。
 17年3月期連結業績予想は、売上高を6.9%減の1兆9500億円と見込んだ。利益の見通しは、原発停止に伴い火力発電の高稼働状態が続いており、燃料費の変動リスクなどから「未定」とした。
 原田宏哉社長は記者会見で最高益に触れ「一時的な改善要因が作用したためで実力ではない。燃料費が上昇局面に入れば収支悪化要因となる。経営基盤は安定した状況にはなく、今後も原発の再稼働と構造的なコスト低減に取り組む」と説明。焦点となる料金引き下げについても否定的な姿勢を示した。
 連結対象子会社は48社。


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2016年04月27日水曜日


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