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<仙六野球>双子の米 初対決は兄に軍配

大学での最初で最後の対戦を終え、並んで笑顔を見せる双子の兄・恭汰選手(右)と弟・将吾選手

 仙台市青葉区の東北福祉大球場で開かれている春季リーグで、別のチームに所属する双子の野手と投手の対決が実現した。仙台六大学野球連盟によると、1970年のリーグ創設以来初めてという。2人は4年生で野手の兄は今季限りの引退を決めており、大学での対戦は最初で最後。共に目標にしていた舞台で真剣勝負をした。
 対決したのは21歳の米(よね)恭汰と将吾(宮城県富谷町出身)。24日の第3節第2日の宮城教育大−東北学院大の2回戦で、兄の恭汰が宮教大の二塁手、弟の将吾は学院大の投手として先発出場した。
 左腕の弟が五回2死(4失点)で降板したため、兄弟対決は3度。弟は緩急を付けた投球をし、兄は右打席で冷静にコースを見極めた。結果は2打数1安打1四球。「安打が出て良かった」「制球が甘かったかな」と明暗は分かれたが、「対戦できて楽しかった」と同じ思いを口にした。試合は学院大が5−4で勝った。
 共に小学2年で野球を始め、富谷町富谷二中までは一緒にプレー。高校は「兄弟で対戦した方が面白い」と兄が泉松陵、弟が仙台商に進んで3度ほど対戦し、さらに大学での再対決を望んだ。
 兄は1年秋から出場したのに対し、弟はなかなかベンチ入りできなかった。「納得いく投球ができない」と苦しむ弟は、対戦を待ちわびる兄からの「頑張れ」との励ましを力に練習を重ね、3年秋に初出場。今季、リーグ戦初先発の舞台で兄弟の夢をかなえた。
 今季の両大学の対戦は終了。小学校教諭を目指す兄は教育実習のため今季限りで引退する。弟は社会人でも野球を続けたいという。「兄の分まで頑張りたい」と誓う弟に、兄は「リーグで一番いい投手だと思う」とエールを送る。これからは別々のステージで飛躍を誓う。

◇仙台六大学野球春季リーグ勝敗表(第3節終了)
       福 仙 学 東 宮 工 試 勝 負 勝   勝
       祉 台 院 北 教   合     ち
       大 大 大 大 大 大 数 数 数 点   率
(1)福祉大 〓 0 0 0 2 2 4 4 0 2 1.00
(1)仙台大 0 〓 0 2 0 2 4 4 0 2 1.00
(3)学院大 0 0 〓 2 2 0 5 4 1 2  .800
(4)東北大 0 0 1 〓 0 0 5 1 4 0  .200
(6)宮教大 0 0 0 0 〓 0 4 0 4 0  .000
(6)工 大 0 0 0 0 0 〓 4 0 4 0  .000


2016年04月27日水曜日


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