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大槌病院が再建 被災の岩手県立3病院で初

再建された県立大槌病院

 東日本大震災の津波で被災した岩手県大槌町の県立大槌病院が再建され、27日、落成式があった。復旧を予定する沿岸の3県立病院で初の完成。5月9日に外来診療、同16日に入院受け入れを始める。
 新病院は以前の場所から約1.5キロ内陸の津波浸水区域外に建設された。鉄筋コンクリート3階で延べ床面積は5353平方メートル。建設費は医師・職員公舎と合わせて約32億円。
 病棟は50床で常勤医は内科4人、外科1人。応援医師による整形外科、皮膚科、眼科、リハビリ科の診療もする。災害時のライフライン被害に備え、自家発電機や食料備蓄庫を設けた。
 式では達増拓也知事が「再建は沿岸地域の医療再生の象徴。県は良質な医療を提供できるよう取り組む」とあいさつした。
 坂下伸夫院長は「これまでは入院する場合、町外の病院に行く必要があった。地域の方に安心して暮らしてもらえる」と話した。
 大槌川近くの旧病院は津波で全壊。2011年4月に公民館で保険診療を再開し、同6月に仮設診療所に移り診療を続けてきた。
 ほかの沿岸県立病院は山田(山田町)が今年秋、高田(陸前高田市)が17年度の開院を目指す。


2016年04月28日木曜日


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