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僧侶100人リレー 被災地200km行脚

 東日本大震災の犠牲者を悼むため、曹洞宗東北管区教化センター(仙台市)は5月6〜11日、「祈りの道」と称して岩手、宮城、福島3県の沿岸被災地を行脚する。北は宮古市、南は南相馬市から延べ約100人の僧侶がリレー形式で約200キロを歩き、石巻市の寺院で合流。道中、46カ所と海上で慰霊法要を営む。センターは「東北の僧侶の心を合わせ、鎮魂と復興を願いたい」と話す。
 東北6県の8宗務所と連携。僧侶たちは5月6日に宮古市の常安寺と南相馬市の同慶寺をそれぞれ出発し、原則として3人一組で歩いてリレーする。曹洞宗二大本山の永平寺(福井県)、総持寺(横浜市)の両貫首が揮毫(きごう)したお札を携える。
 岩手県大槌町の旧役場庁舎付近や気仙沼市の道の駅「大谷海岸」、相馬市磯部地区の慰霊碑、寺院や神社など46カ所に寄り、法要を営む。
 最終日の5月11日は北からリレーで歩いてきた1組が宮城県南三陸町の志津川漁港、南からのもう1組が塩釜市のマリンゲート塩釜をそれぞれ船で出て、洋上の複数の場所で慰霊し、地蔵札を流す。石巻市の渡波漁港に着いた後に再び歩き、同市の洞源院で合流。法要を執り行う。
 開催前には日本三大霊場の一つ、恐山(むつ市)から火を、竜神が祭られる善宝寺(鶴岡市)から水を分けてもらい、慰霊法要で灯火やお供えに使う。
 「祈りの道」はセンターの設立40周年事業。震災犠牲者の七回忌を迎える2017年を前に、慰霊と復興を願う機会として企画した。
 センターの高橋哲秋統監(65)=一関市=は「東北のお坊さんの心を一つにして祈りをささげたい」と言う。
 各地の慰霊法要は自由に参列できる。場所の確認はセンターのホームページで。連絡先は曹洞宗東北管区教化センター022(218)1381。


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2016年04月27日水曜日


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