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<楽天>粘り及ばず 攻守ちぐはぐ

サヨナラ打を浴びぼうぜんとする東北楽天・福山(左)。後方は勝利を喜ぶ日本ハムナイン

 逆転勝ちの雰囲気も漂っただけに、九回の攻防が惜しかった。東北楽天は2点差を追い付く粘りを見せたが、結局流れを手放しサヨナラ負け。「同点から一気に勝ち越し、松井裕樹で逃げ切る展開にしたかった」。梨田昌孝監督はいまひとつしぶとさが足りず、勝ち運を逃した形を嘆いた。
 同点とした後の九回1死満塁、カウント1ボールから銀次が甘い速球を打ったが、遊ゴロで併殺に。「最初のストライクを思い切り振ったのだが…。自分の実力不足」と銀次。押せ押せの流れに乗った積極性が裏目に出た。
 その裏を託された福山博之は、先頭に四球を出す悪い流れから2死三塁に陥り、中田翔にサヨナラ打を喫した。一、二塁は空いており、中田、続く大谷翔平(岩手・花巻東高出)との勝負を避ける選択肢もあったが、内角を突いた後、外角を狙った勝負球が甘く入って痛打された。福山は「一球一球勝負した結果。これが今の実力」と唇をかんだ。
 だが銀次と福山だけに責任があるわけではない。美馬学は先制してもらった一回に不用意な球で3ランを浴びたし、福田には五回の反撃機をつぶす走塁ミスがあった。野村克也元監督は「負けに不思議の負けなし」とよく言ったが、攻守にちぐはぐだった今回はまさにその部類だった。(金野正之)


2016年04月28日木曜日


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