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<なでしこ高倉監督>福島出身 復興の弾みに

なでしこジャパンの監督に就任する高倉氏=2016年4月27日

 なでしこジャパンの新監督に福島市出身の高倉麻子氏(48)が就任した27日、地元では喜びの声が相次いだ。山形県尾花沢市出身の佐々木則夫氏(57)からバトンを受け継ぐ。「復興を目指す福島を盛り上げてほしい」「子どもたちに夢を」。2019年ワールドカップ(W杯)、20年東京五輪に向け、地元で培った強い意志と統率力に期待が高まった。
 高倉氏は福島市内の小中学校を卒業。入学した市内の福島成蹊女高(現福島成蹊高)にサッカー部がなく、福島工高で男子部員と共に練習し、週末は東京のサッカークラブに通った。
 「Jリーグもない時代。強い意志がないと続けられない」と、福島工高監督として指導した渡辺修一さん(70)=県県北サッカー協会長=。「判断力と柔らかいボールさばきは男子顔負けだった」と振り返る。
 高校では学力もトップクラス。当時、学年主任の喜古佐太郎さん(66)は「明るく元気で礼儀正しく、手本になるリーダーだった」と絶賛。年代別代表を率いた経験を踏まえ「実績、手腕とも豊富。どきどきする」と、どんな指揮を執るかを楽しみにする。
 地元の子どもたちにも大いに刺激になりそう。母校の岡山小の先崎信雄校長(58)は「(こんな先輩がいると)機会を見て子どもたちに話したい」と語った。
 県内では東京電力が福島第1原発事故の対応拠点にしている「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を、サッカー日本代表の男女が東京五輪の事前合宿に使うことが決まったばかり。
 県サッカー協会の小池征会長(68)は相次ぐ朗報に「復興への弾みになる。ぜひ福島で注目を集めてほしい」と強調。内堀雅雄知事は「県民に夢や希望、勇気と感動を与える活躍を祈念する」とコメントした。


2016年04月28日木曜日


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