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津波被災の海水浴場 カフェレストラン開店

ログハウスの建物が特徴のカフェレストラン。海水浴場のすぐ近くに立地する=28日、七ケ浜町菖蒲田浜

 東日本大震災の津波で被害を受けた宮城県七ケ浜町菖蒲田浜地区に5月3日、カフェレストラン「SEA SAW(シーソー)」がオープンする。町内に住む若者が運営し、「仙台圏の週末リゾート」をコンセプトに地元の食材が中心のメニューを提供する。菖蒲田海水浴場の試験的な海開きを今夏に控え、「復興ののろしを上げたい」と意気込む。
 建物は東北地方の杉材を使ったログハウスで、床面積約100平方メートル。すぐ近くに海水浴場がある。町が業務系観光用地として設定した地区に立地。事業費は約6000万円で、日本財団などから助成を受けた。
 レストランは約50席を設け、地元の漁港で水揚げされた魚介類、町内産のコメなどを使った料理を提供する。約1500平方メートルの敷地内に展望台付きのトイレ・シャワー棟を整備し、サーファーや海水浴客らが利用できるようにする。
 運営する合同会社「フルイール」代表の久保田靖朗さん(33)は千葉県柏市出身で震災後、復興支援に携わるため七ケ浜町に移り住んだ。津波の爪痕が残る菖蒲田浜の再生を期し、地元の若者と共に海水浴場でイベントを開いたり浜を清掃したりしてきた。レストラン開業はその活動の一環。
 28日は現地でオープニングセレモニーがあった。久保田さんは「夜、真っ暗だった菖蒲田浜に光がともった。誰もが常に集まれる場所にしたい」と話した。営業時間は午前11時〜午後9時半。木曜定休。


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2016年04月29日金曜日


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