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ランプの宿でゆったり 湯浜温泉が営業再開

営業再開を前にランプを手入れする三浦さん

 岩手・宮城内陸地震と東日本大震災で被害を受けた湯浜温泉三浦旅館(栗原市花山)が5月1日、冬季休業を終え、今年の宿泊営業を再開する。東京電力福島第1原発事故による風評被害は依然深刻だが、4代目主人の三浦治さん(61)は「逆境をはね返し、かつてのにぎわいを取り戻したい」と前を見据える。

 三浦旅館は栗駒山のふもとにある秘湯。駐車場から山道を10分ほど歩かないとたどり着けない。電気が不通の「ランプの宿」として知られ、首都圏の温泉ファンを中心に隠れ家的な雰囲気で人気を集めてきた。
 だが大災害のたびに源泉が枯渇。2013年に本格営業を再開したが、主力の山菜料理や川魚を敬遠する人が多く、客数は内陸地震前の3〜4割に落ち込んだ。ビラまきなどの地道な努力で昨秋の紅葉時期は7〜8割に回復したが、客足が戻ったとは言い難い。
 今年は旅館周辺での天体観測会やミニコンサート、栗駒山の中腹にある推定樹齢1000年超の大木「千年クロベ」を訪ねる散策会などを積極的に開催。昨年に続き栗駒地区の旅館などで作る「くりこま高原温泉郷」に参加し、入場料を割り引く「温泉手形」を発行する。
 三浦さんは「下を向いていてもお客さんは戻ってこない。古き良き宿の良さをいろんな人に知ってもらうため、何とか知恵を絞っていきたい」と話す。
 宿泊は平日8000円、金〜日曜と祝日は9000円。日帰り入浴は500円。連絡先は衛星携帯電話090(8925)0204。


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2016年04月29日金曜日


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