岩手のニュース

田老復興の味すする 地場産ソバの店本格営業

真新しい店舗でそばに舌鼓を打つ住民たち

 東日本大震災の津波で被災した岩手県宮古市田老の農地で収穫したソバを提供する「はなや蕎麦(そば)たろう」が29日、本格営業を始めた。これまでの仮店舗から国道45号沿いの店に移転した。店主の小林智恵子さん(55)は「田老が少しでもにぎわえばうれしい」と張り切る。
 約20席ある店舗を新築した。地元の主婦4人が手伝う。住民でつくる営農組合八幡ファームが復旧農地で2014年に栽培を始めたソバを、十割そばにして提供する。
 開店と同時にそばを味わった近所の無職太田美喜子さん(74)は「もちもちした食感でおいしい。みんなが楽しく集える場所になる」と話した。
 店は昨年10月から、震災遺構「たろう観光ホテル」近くの食堂を借りて仮営業していた。小林さんは「田老はまだ建物が少ない。復興に向けて、地元の人たちに愛される店にしたい」と話した。
 ざるそば、かけそばは500円。新たに温つけ麺や天ぷら、カツ丼などもメニューに加わった。営業時間も夜まで延ばし、酒や焼き鳥を提供する。
 営業は午前11時〜午後2時と午後4時半〜8時。火曜定休。連絡先は小林さん090(9371)1870。


2016年04月30日土曜日


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