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<ベガルタ>微妙な判定影響、恐れで弱気に

仙台―鳥栖 試合終了間際、仙台・ウイルソン(中央)が左クロスに合わせてゴール前に走り込むがGK林にボールを奪われる(鹿野智裕撮影)

 敗れればJ2降格圏に沈む仙台にとって正念場の一戦は、微妙な判定が最後まで響いた。前半終了間際、石川直がゴール前で鳥栖・豊田と空中で競り合った場面。豊田が芝に倒れ込むと、審判は石川直に2回目の警告を与えた。退場。仙台は前後半に計5枚のイエローカードを受けた。渡辺監督は「理解し難い判定が多々あった」と怒りを隠さなかった。
 数的不利に陥った仙台は後半、守備を固めて好機をうかがう。だが、後半11分、吉田の左クロスをゴール前で豊田が頭で合わせて2失点目。近くにいた蜂須賀は「強く当たると、またPKを取られる恐れがあった」と「残像」を振り切れなかったことを悔やむ。
 判定に強い憤りを示す一方で、戦いぶりに危機感を募らせるのが主将富田だ。「PKまで持ち込まれたのがいけない。予測が外れ、こぼれ球も拾えなかった。攻撃のリズムをつくれず責任を感じる」。チームの前半のシュート数はゼロ。この日も試合開始直後から、相手に主導権を握られた。
 下位3チームに名を連ねるのは、2014年5月以来。渡辺体制になってから降格圏に転落するのは初めてだ。富田は「切り替えるしかない。何か一つ変われば、チームも変わると信じて戦う」と力強く前を見据えた。(狭間優作)


2016年05月01日日曜日


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