福島のニュース

<メガホン>再出発

 パーマがかかったショートヘアに小麦色の肌、笑うと白い歯が目立つ。ん、サーフショップの女性店長?
 ビシッとスーツで決めた彼女の正体はサッカー女子「なでしこジャパン」の新監督、高倉麻子氏(福島市出身)だ。女子サッカーの草分け的存在がいよいよ女子代表を率いる。
 「何もない時代に選手として必死に戦い、今の選手が大きな花を咲かせてくれた。バトンが来たら受けようとは考えていた」。東京で4月27日にあった就任会見では、終始笑顔を絶やさず意気込みを語った。
 Jリーグが発足し、男子には注目が集まっていた1990年代、女子代表の中心選手だった。恵まれた環境とはいえない中でのプレー。福島と東京を往復する生活も経験した。厳しい状況でも「サッカーが好きということに尽きる。とりこになっていた」。情熱は今も冷めていない。
 スマートな容姿から発せられる言葉は意外にも「ハードワーク」「アグレッシブ」など泥くさい。元祖なでしこが、新生なでしこに今までとは違ったスパイスを加えてくれるかもしれない。(剣持雄治)


2016年05月01日日曜日


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