岩手のニュース

<たろう観光ホテル>津波の猛威物語る

津波の爪痕が残るホテル1階部分でガイドの説明を受ける見学者たち=1日午前9時ごろ

 生々しい痕跡が津波の猛威を物語る。復興が進む岩手県宮古市田老の街に残された震災遺構「たろう観光ホテル」。保存工事を終えて公開が始まった4月1日以降、訪れた人は1000を超える。東日本大震災の教訓を学ぼうと、あいにくの雨となった1日も見学者は途絶えなかった。
 6階建てのホテルは4階まで浸水した。1、2階はコンクリートの壁が押し流され、鉄骨がむき出しになっている。つぶれたエレベーターやねじれた鉄の階段。津波の威力をまざまざと見せつける。
 職場の同僚らと東京から訪れた生協職員谷口水穂(みお)さん(31)は「映像を見たことはあったが実物を見ると言葉を失う。災害に対する意識や判断力の大切さを感じた」と話した。
 ホテルは宮古観光文化交流協会の「学ぶ防災」ツアーで見学できる。


2016年05月02日月曜日


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