宮城のニュース

<議長政活費疑惑>安部議長が辞意を伝達

安部 孝議長

 宮城県議会議長の安部孝氏(60)=宮城選挙区=による政務活動費(政活費)の不正支出問題で、安部氏は2日、議長を辞任する意向を所属会派「自民党・県民会議」に伝えた。県民不信を招いた一連の問題で引責する。6月15日開会予定の県議会6月定例会までに正式表明する見通し。

 同会派の中島源陽会長に電話で「出処進退を6月議会までに明らかにする」と述べた。複数の関係者に同様の意向を伝えたとみられる。
 安部氏は河北新報社の取材に対し、「現段階では何も言うことはない。時期が来れば、こちらから発信することになる」と話した。
 宮城県議会規則によると議長の辞任は議会の許可が必要。任期は4年だが、2年での交代が慣例だった。昨年11月に就任した安部氏は交代まで1年半近く残しており、今後、会派内で後継議長の候補者選定作業などが始まる。
 安部氏の政活費を巡っては、仙台市民オンブズマンが2月上旬、2009年4月〜15年3月に仙台事務所に支出した545万円に関し、住民監査請求で不正を指摘した。県監査委員は4月上旬、光熱費の一部など約42万円の不正を認定。安部氏は所属会派を通じて県に返還した。
 仙台市民オンブズマンはまた、安部氏が後援会主催の会合費を自己負担したように見せ掛けて約12万円をだまし取ったとして、仙台地検に3月上旬、詐欺の疑いで告発した。
 地検は4月21日に告発を受理し、近く安部氏から任意で事情聴取するとみられる。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2016年05月03日火曜日


先頭に戻る