岩手のニュース

古民家でホースセラピー

古民家の前に造った馬場で馬をなでる黍原さん

 釜石市橋野町で馬と共生する文化の再生を目指す一般社団法人三陸駒舎が購入した馬2頭が、拠点とする古民家に到着した。三陸駒舎は馬との触れ合いで心身を健やかにするホースセラピーなどの事業展開に向け、活動を本格化させる。
 2頭は島根県雲南市の牧場から1日半かけて運搬車で輸送された。外に出ると馬場を歩き回ったり、草を食べたりしてくつろいだ。今後、馬の世話や乗馬の体験企画を始める。
 馬小屋を備えた築約90年の古民家は地元住民から借り受けた。昨年5月に改修作業を始め、ボランティアら延べ600人以上が参加した。五右衛門風呂やかまどがあり、宿泊も可能。黍(きび)原豊理事(39)が妻里枝さん(42)、長女ゆらいちゃん(4)と住み、馬の世話をする。
 黍原さんは、市が東日本大震災後に国の復興支援制度を活用してつくった「釜援隊」の出身。活動の中で被災地の子どもの長期的な心のケアが必要と感じ、ホースセラピーに取り組もうと三陸駒舎を設立した。
 市北西部の橋野町ではかつて農耕や運搬に馬を使い、軍馬の生産も盛んだった。黍原さんは「馬との暮らしを地域の資源として活用し、多くの人を元気にするような場にしていきたい」と意気込みを語る。
 ウェブサイトを通じ、月約6万円の餌代への支援者を募っている。連絡先は電子メールアドレスkama.koma55@gmail.com


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2016年05月03日火曜日


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