宮城のニュース

<ベガルタ>貴重な勝ち点も17位後退

川崎−仙台 後半25分、仙台・富田(中央)が左からのクロスに頭で合わせて先制する。左は金久保、手前は川崎のGK鄭成龍(山本武志撮影)

 川崎の風間監督は「仙台は頑張っていた。やりたいことができなかった」とうつむいた。12対7。シュート数で上回ったのは、総得点がリーグトップの川崎ではなく仙台だ。前節J2降格圏に落ち、低迷にあえぐチームとは思えない運動量で、試合を主導した。
 「ブロックを組んで自陣深くに引くのではなく、前線から積極的に球を奪いにいこう」。渡辺監督は大量失点を恐れず、敵地で真っ向勝負に打って出た。
 2トップの一角を担ったハモンロペスは「より守備を意識した。相手のボランチまで抑えることを心掛けた」と強調する。敵陣深くで球を奪われても、前線がすぐ自陣に戻り、相手に自由を与えない。梁勇基が「前の動きに後方もついてきた」と振り返るように、攻守にリズムが生まれた。
 戦術が結実したのが、後半25分。「いいボールが来たので頭で合わせるだけだった」と富田。野沢の左クロスから挙げた先制点は、自身がリーグ戦で初めて頭で決めたゴールとなった。
 互角以上に戦ったが、得点直後に失点する癖はまたも出た。富田は「昨季からの課題。なくさないと上(位)に行けない」と反省する。順位は一つ落ちて17位。正念場の戦いは続く。(狭間優作)


2016年05月05日木曜日


先頭に戻る