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<リオ五輪>バド女子、性格の違いが相性生む

バドミントン全英オープン女子ダブルスで優勝し、トロフィーを手に笑顔の高橋(左)、松友組=3月、バーミンガム(ロイター=共同)
田所光男総監督

◎母校の恩師田所総監督が分析

 バドミントン女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組(日本ユニシス)が初の五輪出場を決めた。世界ランキング1位で、リオでも金メダルの有力候補に挙がる。宮城・聖ウルスラ学院英智高時代に指導した田所光男総監督(65)は「二人の性格の違いが抜群の相性を生んだ」と、教え子が躍進した理由を語った。

 二人は2007年秋にペアを組んだ。当時2年だった高橋は攻撃的なプレーが身上の姉御肌。1学年下の冷静沈着な松友が献身的に支えた。
 「手が掛からない松友は1度話せば良かったが、高橋にはその3、4倍言った」。恩師の接し方は180度違った。
 主将だった高橋には、周囲への注意喚起の意味も込め、何度も厳しい言葉を浴びせた。「(表情を)顔に出すけど、へこたれなかった」のが理由。試合になれば「私に付いてこいというタイプ。ここぞという時に点を取る派手な選手だった」と振り返る。
 「高橋に気持ち良く攻撃をさせる」のが松友だった。ダブルスを制した08年のインターハイ。大会直前に右足を負傷した高橋へ負担が掛からないようにプレーしていた姿が印象的だったという。
 「言葉で先輩を励ますのではなく、状況をしっかり考えていた。あれで二人の絆は強まった」と田所さんはしみじみと語る。
 3月にあった全英オープンで初優勝した際、田所さんは二人に祝福のメールを送った。間髪入れずに返信した松友に対し、高橋から連絡はない。「同じように返信が来たら、ちょっと心配した。大ざっぱな高橋と、きめ細かい松友は相変わらず。これで良かった」(剣持雄治)

[たどころ・みつお]51年、山形市生まれ。日大山形高で競技を始め、法大、電電東京(NTT東日本)でプレーした。聖ウルスラ学院英智高で監督を務めていた08年、インターハイ女子団体でチームを優勝に導くなど全国屈指の強豪に成長させた。仙台市在住。


2016年05月08日日曜日


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