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不登校の子に居場所を 宮古初、フリースクール

五つのブースが用意された花鶏学苑の学習室

 岩手県宮古市で初めてとなるフリースクール「花鶏(あとり)学苑」が開校した。東日本大震災の被災に伴う環境の変化で、不登校や引きこもりになった子どもたちに居場所を提供し、一人一人が安心して過ごせる環境づくりを目指す。
 同市神田沢町の空き家を活用し、パソコンを備えた学習室やフリースペース、相談室を設けた。学習塾のオンライン授業を受けられるほか、テレビゲームや漫画を楽しみながら自由に過ごすことができる。
 開校式が4月24日にあり、学苑長の白間正基さん(37)は「不登校になると勉強だけでなく日常生活の場を失う。一見無駄に見えるような遊びの時間も子どもたちには大切。居場所をつくりたい」と参加した市民に呼び掛けた。
 白間さんは、いじめが原因で不登校になった経験がある。2012年にイラスト教室などを開く一般社団法人「あとり技芸向上支援協会」を設立。訪れる子どもたちの相談に乗るうちに「何とか力になりたい」と開校に踏み切った。
 利用は事前予約制で一人一人にあったプログラムを相談する。料金は利用方法によって異なり、全ての施設を使うと月額3万円。
 連絡先は花鶏学苑0193(65)8535。


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2016年05月08日日曜日


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