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陶芸家夫婦本格デビュー「永住するつもり」

本格的な陶芸家デビューに向け、工房で作品を仕込む日々を送る義和さん(左)と未実さん=山形県川西町

 山形県川西町の地域おこし協力隊員で、陶芸家として修業を積んでいる長岡義和さん(39)、未実さん(38)夫婦が、町内に14日オープンする町施設に作品の展示・販売コーナーを常設し、本格デビューする。2人は築120年の住宅兼工房を改装し、ギャラリーカフェを開く構想も膨らませている。

 長岡さん夫婦はともに京都の職業訓練校で学び、神奈川県で8年ほど創作活動した後、2015年1月、川西町に移住。山形県内では初の夫婦地域おこし協力隊員として、町の文化講座や特産品開発などを手掛ける一方、自宅のある下黒川地区では、青年会や消防団、若妻会などの地域活動に積極的に参加している。
 本業の作陶では、地元で粘土を掘り起こして素焼きの民芸品や食器類を創作したり、ごみ箱を簡易の焼き釜に改良して楽焼を作ったりして、都会ではできなかった手法で技量の幅を広げている。
 絵付けが得意な未実さんは、わらじや雪囲い、熊、ブナ林といった地域風土を題材に描く。
 「地域には自然と人がしっかりと息づいている感覚があり、刺激になっている」と義和さん。未実さんは「身近にある物が作品につながっていくリアリティーを実感している」と話す。
 試行錯誤を繰り返しながら作ってきた食器などを、14日開業する6次産業化拠点施設「かわにし森のマルシェ」の一角に常設展示し、販売する。
 川西町に永住すると決めている2人は「創作環境も整い、いずれは古民家を生かしたギャラリーカフェも実現させたい」と話している。


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2016年05月08日日曜日


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