宮城のニュース

<ベガルタ>石川直 悔しさ晴らす一発

仙台−福岡 前半33分、右CKをゴール前で頭で合わせ、先制ゴールを決める仙台・石川直(左)(小林一成撮影)

 2003年11月以来の最下位転落が迫る一戦。仙台の勝利を引き寄せたのは、前節に出場できず、誰よりも悔しさをかみしめていた石川直だった。「試合に懸ける思いは人一倍強かった。めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させた。
 前半33分、野沢の正確な右CKをペナルティーエリアで頭で合わせて先制した。「ウェリントンの前後にはスペースができると、事前に報告を受けていた」と明かす。ニアから「狙い通り」のゴールで勢いをもたらした。
 前々節の鳥栖戦で、前半に退場処分を受けて敗戦の責任を背負った。「目をつぶれば退場の場面が出てきた」ほど悔やみ、「自信を失いかけたが、何ができるか見つめ直した」。直前まで起用を迷った渡辺監督は「悔しさが追い風になれば」と判断。その期待に応えた。
 無失点勝利は3月12日の鹿島戦以来。石川直が「無失点でしのげたことが一番大きい」と声を大にすれば、2点目を決めたセンターバック渡部は「(ボールを取られることを)怖がらず、球をつなぐシーンが増えたのが(無失点の)要因」と自信をにじませる。
 ここ一番で踏ん張り、J2降格圏を抜け出した。反転攻勢に向け、攻守がかみ合ってきた。(狭間優作)


2016年05月09日月曜日


先頭に戻る