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<福島第1>「森林除染不十分」不安消えず

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県川内村の荻・貝ノ坂2地区の避難指示について、政府の原子力災害現地対策本部は8日、住民説明会を村内で開き、6月14日に解除する意向を伝えた。住民から「森林除染が不十分だ」などと反発の声が上がったが、遠藤雄幸村長は国の方針を受け入れる考えを示した。
 説明会には2地区の住民15人が出席。対策本部の後藤収副本部長は空間線量が低下し、商業施設が開業するなどインフラ復旧がある程度進んだことを解除の理由に挙げ、「帰還は強制ではない。要望に応じて除染や土壌調査を行っていく」と理解を求めた。
 住民からは森林除染の実施や除染廃棄物の早期搬出を求める声が相次いだ。郡山市に避難する会社経営吉田和浩さん(52)は「解除で終了ではなく、信用できる調査や除染を行ってほしい」と訴えた。
 遠藤村長は説明会終了後、解除時期の延期などは求めない姿勢を改めて示した。
 2地区の避難指示対象は19世帯51人。国の方針通り解除が進めば、村内の避難指示は全て解除されることになる。


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2016年05月09日月曜日


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