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震災後の日常作品に 福島の美術館企画展

プロジェクト「ワタノハスマイル」で子どもたちが作ったオブジェが並ぶ会場

 東日本大震災後の日常生活から生まれた作品を集めた企画展「絶望でもなく、希望でもなく」が、福島県猪苗代町のはじまりの美術館で開かれている。6月27日まで。
 宮城、山形、福島3県の7組が計80点を展示する。このうち「ワタノハスマイル」の出展は、石巻市渡波地区の子どもたちが、津波で校庭に流れ着いたがれきで仕上げたオブジェ。作品からは震災直後でも明るさを失わない子どものたくましさが伝わる。
 福島市の詩人和合亮一さんは、企画展のために書き下ろした詩「雲をめぐる」の朗読に合わせ、沿岸の被災地で撮影した写真のスライドショーを上映している。
 仙台市の山中紅祐さんは、震災発生の11年3月に父親が手帳に記した文字を、カレンダーに書き写した作品を出品。郡山市の太田貴志さんの作品は段ボール製のレトロな車や家で、昨年まで生活した福祉施設で余暇の時間に制作した。
 一般500円、65歳以上250円で、高校生以下は無料。連絡先は美術館0242(62)3454。


2016年05月09日月曜日


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