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<全町避難>浪江町民向け「新しいまち」着工

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町の住民が二本松市に確保した集団移転用地の起工式が9日、現地であった。まとまって暮らせる町民主導の「新しいまち」として分譲する予定。
 同市には町が仮役場を置く。計画地は同市油井地区の2ヘクタールで、町商工会関係者らによるNPO法人「まちづくりNPO新町なみえ」が地権者との交渉など準備を進めてきた。
 計画では本年度中に1区画約230平方メートルの分譲地62区画と三つの公園を整備する。半分の31区画は先行分譲し、一部の住宅は来春にも完成する見込み。既に5世帯が建築を決めた。もう半分のうち3区画は店舗誘致を目指し、町内で飲食店を開いていた店主らに出店を働き掛けている。
 NPO理事長の神長倉豊隆さん(65)は「二本松市や地権者の協力も頂き何とか形になった。町民の生活再建の新しい基盤として、末永く仲良く過ごせる場所にしたい」と話した。


2016年05月10日火曜日


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