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<幸楽苑>被災沿岸へラーメン出店加速

幸楽苑が三陸地域に初めて出したイオン気仙沼店=気仙沼市

 ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス(福島県郡山市)が、岩手、宮城両県で未進出だった三陸地域への出店を進めている。東日本大震災で出店を見合わせていたが、震災から5年がたち計画を再開した。4月25日には、宮城県気仙沼市のイオン気仙沼店に三陸地域初の店舗をオープン。今後5年間でさらに6店舗を出す方針だ。
 幸楽苑の気仙沼店はイオンのフードコート内に出店した。オープン初日は約300人が来店。開発部の鈴木仁課長は「まずまずの滑り出しだ」と振り返る。
 宮城県石巻市牡鹿半島以北の沿岸地域への進出は2010年秋から計画が進んでいた。しかし翌年3月に震災が発生。「苦しんでいる被災地に営利目的で出店するのは会社の理念に反する」との理由で自粛していた。
 出店の機会を探っていたところ、昨年11月にイオンから出店の打診を受けた。震災発生から5年が過ぎ、出店することが被災地や被災者の支援につながると判断した。
 6月27日には、岩手県大船渡市の復興区画整理事業地「キャッセン大船渡」の複合商業施設に、三陸地域2号店をオープンする。3年以内に気仙沼市に路面店を1店、岩手県釜石市にフードコートと路面店の各1店を出店し、その後2年以内に岩手県宮古市と同県遠野市に進出する計画だ。
 6年目以降は状況を見ながら、宮城県南三陸町や岩手県山田町、同県久慈市などへの出店を検討する。同社は「三陸沿岸は飲食店が少ない地域も多い。食のインフラとなり、被災地を活気づけたい」と説明している。


2016年05月10日火曜日


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