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<メガホン>小さな右腕の成長期待

 小柄な体から繰り出す直球は自己最速という128キロより速く、力強く感じた。仙台市の東北福祉大球場で8日行われた仙台六大学野球春季リーグ。東北大の2年生投手谷口おうぎが宮城教育大戦に先発し、6回1/3を1失点(自責点0)の好投。チームは3−1で勝ち、自らもリーグ戦初勝利を手にした。
 「できれば完投したかったが、最後に疲れた。仲間が継投や守備で頑張ってくれたおかげ」と笑みがこぼれた。
 本格的にマウンドに立ったのは大学から。北海道・函館ラサール高では主に外野手や三塁コーチ。大学入学後、「投手の方が楽しそう」と転向を志願した。
 身長165センチは投手陣で一番小さいという。苦手だった走り込みを重ねてスタミナを付け、ツーシームなどの変化球を積極的に覚えて制球を磨いた。今季はここまで登板した4戦全てで先発。福祉大戦では七回途中に降板するまで5失点したが、強力打線を3安打にとどめ、手応えを得た。
 「小柄だからこそ、長身の投手と違う軌道の投球ができる。(14日からの)東北工大戦で2勝目を狙いたい」と前向き。小さな右腕が扇の要を担う。(原口靖志)


2016年05月11日水曜日


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