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<ラグビーW杯>釜石会場 津波避難策徹底を

 岩手県釜石市が2019年ラグビーワールドカップ(W杯)会場として整備するスタジアムの設計内容を話し合う検討委員会の初会合が9日夜、市役所であった。東日本大震災の津波浸水域に立地するため、約1万8000人を見込む観客や選手らの津波避難対策の徹底を求める声が相次いだ。
 スタジアムは、高さ10メートル超の津波に襲われた同市鵜住居町に建設する。観客席は1万6000(うち仮設1万)でサブグラウンドを備える計画。本年度内に実施設計と着工を予定する。
 この日、設計会社の担当者が基本設計を説明。避難は観客らをスタジアム外にいったん集め、川に架かる橋を渡って内陸に向かうルートと川沿いの道を高台に逃げるルートの2方向に誘導する案を示した。
 委員からは「英語圏以外の人も大勢来る。うまく誘導できるだろうか」「最終的な避難場所を含め、周辺住民も考慮した避難計画にしてほしい」「スタジアム裏山に避難道を造るべきだ」との意見が出た。
 市ラグビーW杯推進室の山本洋樹室長は「全員が無事に逃げなければいけない。避難シミュレーションを実施し、避難計画を深く検討する」と述べた。


2016年05月11日水曜日


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