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<たろう観光ホテル>地面のずれを一目で確認

たろう観光ホテル前に設けられた地殻変動を示すモニュメント

 岩手県宮古市田老の震災遺構「たろう観光ホテル」の駐車場に、東日本大震災による地殻変動の大きさを伝えるモニュメントが設置された。
 現場付近は震災によって地面が東南に2.18メートルずれ、31センチ沈んだ。モニュメントは地面のずれを表示。目印として測量の基準点を新たに設け、変動前の位置にも印を付けた。2点を緑色の矢印で結び、ずれの大きさが一目で分かるようにしている。
 基準点の設置などに取り組む公益社団法人岩手県公共嘱託登記土地家屋調査士協会が、設立30周年記念事業の一環で作った。現地であった市への引渡式で協会の安保豊人理事長は「変動は数字を聞いても実感しにくい。これなら一目で分かるので、防災教育などに役立ててほしい」と話した。
 モニュメントは、たろう観光ホテルを案内する宮古観光文化交流協会のツアーコースに盛り込む。ガイドの佐々木純子さん(53)は「自然の脅威を伝えられる。良い説明ができるよう勉強したい」と話した。


2016年05月11日水曜日


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