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タイ映画の音声ガイド制作 小中学生が挑戦

完成披露試写会で舞台あいさつに臨む子どもたち

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の小中学生が、タイ映画「すれ違いのダイアリーズ」のバリアフリー音声ガイドの制作に挑戦し、同市で8日、完成披露試写会があった。
 音声ガイドは視覚障害者らにも楽しく鑑賞してもらうため、情景や人物描写などを解説する。配給会社「ムヴィオラ」(東京)が日本語字幕付きの公開に向けて、同市が障害者や高齢者も安心できる新たなまちづくりを目指していることを知り、音声ガイド用の子役の吹き替えを依頼した。
 映画は山奥の湖にある水上小学校に赴任した教師が主人公。前任教師の日記を見つけ、悩みに共感したり子どもへの教え方を学んだりしていく。今年3月下旬に横田小、横田中(3月末で閉校)の児童生徒12人が小学生らの声を収録した。
 試写会には市民ら約80人が詰め掛けた。男の子の吹き替えを担当した村上華菜(はな)さん(12)は「映像があるのとないのとでは、全然違った。自分の演技はあまり良くなかったけど、目が見えない人のためになればいい」と話した。
 映画は14日を皮切りに、全国で公開する予定。東北での上映は未定で、調整中。劇場ではスマートホンとイヤホンを持参すれば、専用アプリで音声ガイドを聴ける。


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2016年05月11日水曜日


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