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<参院選東北>野党共闘で勢力図一変か

 自民、公明の与党と野党連合が激突する夏の参院選について、河北新報社は東北6選挙区(改選数計6)の当落動向を2014年12月の前回衆院選の得票結果を基にシミュレーションした。試算では、山形を除く5選挙区で野党が優位に立つ。共闘がかみ合えば、10、13年参院選で自民がそれぞれ5議席を獲得した勢力図を塗り替える可能性がある。
 前回衆院選の比例代表東北ブロックでの政党別得票を、与党(次世代の党=当時=を含む)と野党ごとに分類。自民、公明、次世代の3党と、民主、維新(いずれも当時)、共産、生活、社民の5党の総得票をそれぞれ選挙区ごとに集計した。
 野党が与党を上回るのは青森、岩手、宮城、秋田、福島の5選挙区。10年参院選は改選8議席を与党5、野党3で分け合ったが、試算を当てはめると今回は与党1議席、野党5議席に情勢が変わる=図=。
 得票試算を比較すると、今回から改選数が2から1になる宮城が3万票差、13年から1に減った福島は11万票差で、ともに野党が優位に立つ。衆院小選挙区を自民が独占する青森、秋田も小差で野党が逆転。山形は唯一、与党票が上回るが、野党票は肉薄している。
 参院選では自民が全選挙区に候補者を擁立。民進、共産、社民の野党共闘は岩手を除く5県で成立した。生活の党現職が引退した岩手も、民進など4党間で一本化の調整を進めており、6県で事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。
 前哨戦として注目された4月の衆院北海道5区補選は、自民新人が野党4党推薦の無所属新人を競り合いの末に振り切った。与党は共闘効果への警戒感を強めており、野党は戦術をもう一段進化させる必要性を示している。


2016年05月11日水曜日


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