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<震災5年2カ月>手にくわ 背に家族の思い

ボランティアらが土砂をかき分け、行方不明者の手掛かりを捜した

 東日本大震災から5年2カ月となった11日、宮城県警気仙沼署は行方不明者の家族からの要望を受け、宮城県気仙沼市本吉町小泉地区で不明者の捜索をボランティアと合同実施した。
 捜索範囲は津波で浸水した津谷川沿いの沼地。署員と同市の一般社団法人「気仙沼復興協会」が受け入れたボランティアら約30人がくわを手に、沼地から重機で運び出した土砂をかき分け手掛かりを捜した。
 沼地は復興工事で埋め立てが予定されており、4月から定期的に捜索を続けている。気仙沼署の佐藤勝也警備課長は「土砂やがれきをできるだけすくい出し、一つでも手掛かりを見つけたい」と話した。
 千葉県船橋市からボランティアで参加した会社員鈴木陽子さん(24)は「熊本地震が起き、千葉でも必ず大地震があると心構えを新たにした。ボランティア活動を通じて被災者から聞いた体験談を今後に生かしたい」と述べた。
 気仙沼市内の行方不明者は220人に上る。


2016年05月12日木曜日


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