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<ILC>完成向け地域像を議論 仙台でシンポ

ILCと地域づくりについて専門家らが議論したシンポジウム=仙台市青葉区の江陽グランドホテル

 超大型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の東北誘致を契機とした新しい地域づくりの在り方を話し合うシンポジウムが12日、仙台市内であった。施設完成を見込む2030年に向けて、東北経済連合会などが策定中のグランドデザイン(基本構想)案の内容を議論した。
 構想案は、東北の伝統文化や食を生かした魅力ある地域づくり、先端科学技術の集積などを掲げる。パネル討論で、東北大大学院経済学研究科の大滝精一教授は「世界の研究者に質の高い東北の暮らしを提供しながら、ILCとコミュニティーをつなぐ仕掛けが必要」と強調した。
 加速器の部品製造を手掛ける千田精密工業(奥州市)の千田ゆきえ取締役は「装置のメンテナンス拠点ができれば、東北の企業が技術力を発揮するチャンスになる」と、地元企業の参画促進を呼び掛けた。
 仙台市で20、21日にある先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、同会議の推進協力委員会、東北ILC推進協議会などが共催。企業関係者ら約300人が出席した。


2016年05月13日金曜日


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