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東北の地銀・第二地銀 7行1グループが減益

 東北の地方銀行、第二地銀11行2グループの2016年3月期決算が13日出そろい、純利益は総計889億円で前期(880億円)を上回った。全行・グループが黒字を確保したが、7行1グループが減益だった。市場金利の低下に伴う利息収入の縮小が影響しており、多くの銀行が日銀のマイナス金利導入で「先行きは厳しくなる」と見込む。
 各行の主な決算内容は表の通り。純利益は七十七銀行の158億円が最高だった。東北銀行、東邦銀行、フィデアホールディングス(HD)が過去最高益を更新するなど4行1グループが増益となった。
 減益は前期の3行から大幅に増えた。青森銀行の成田晋頭取は「マイナス金利でさらなる利ざやの縮小は免れない。個人ローンなどの貸し出しを強化し低金利時代を乗り切る」と語った。
 17年3月期の連結決算は全て黒字を予想するが、9行2グループは減益を見込む。じもとHD(仙台市)の鈴木隆会長は「マイナス金利で有価証券の利回り低下は避けられない。厳しく見積もらざるを得ない」と語った。大東銀行(郡山市)は純利益の半減を予想。鈴木孝雄社長は「マイナス金利で貸し出しが伸びた実感はない。システム更改もあり今期の収益は相当減る」と危機感を強めた。
 不良債権処理費用は全体で前期比7億円増の16億円。七十七銀行は貸倒引当金の戻し入れ益が発生したが、岩手銀行やじもとHDは増加した。有価証券減損処理額は株安で七十七銀行など5行で増えた。


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2016年05月14日土曜日


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