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カヌーの技 国越え競う

練習中、工藤監督(右)のアドバイスに耳を傾ける加藤さん=登米市中田町の北上川

◎登米高3年加藤さん、世界ジュニア出場へ

 宮城県登米市の登米高カヌー部の3年加藤美奈さん(17)が3〜5日に石川県小松市であったカヌースプリント海外派遣選手最終選考記録会で好成績を収め、今年夏のジュニア(18歳以下)世界選手権の日本代表に選ばれた。カヌー競技で県内初となるジュニア女子代表となった加藤さんは「まだ実感はないが、世界の選手から技術を学べればいい」と大会に向けて練習に励んでいる。
 記録会で、加藤さんはジュニア女子のカヤックシングル200メートルと500メートルに出場。500メートルで3分0秒589で2位に入った。風が強く波が立つ悪条件だったが、同校の工藤大樹監督(24)の助言を受け、パドルを通常よりも寝かせるようにこぐことで重心を安定させ、好結果を出した。
 4人のジュニア女子日本代表のメンバーに選ばれ、ジュニア世界選手権(ベラルーシ・7月28〜31日)とオリンピックホープス(ハンガリー・9月23〜25日)の出場が決まった。
 カヌー競技に本格的に取り組んだのは高校入学後。中学時代に陸上競技で鍛えた心肺機能の強さと負けず嫌いの性格もあって、めきめき力を付けた。工藤監督は「技術をすぐに吸収する能力がある。センスがいい」と評価する。
 世界選手権とオリンピックホープスでの具体的な目標順位は掲げず、「できるだけ上へと勝ち上がりたい」と加藤さん。登米市内の北上川で工藤監督の指導で調整を進める。目下の課題はスタート直後のスピード不足。「爆発的なパワーを出せる筋力を付けたい」と練習に励む。
 加藤さんは大学に進み競技を続ける意向だが、4年後の東京五輪については「何も考えていない」と話す。工藤監督は「世界大会で刺激を受け五輪に出たいと思うかもしれない。出場の可能性を十分持っている選手だ」と飛躍を期待する。


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2016年05月15日日曜日


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