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座敷わらしの宿「緑風荘」6年半ぶり営業再開

再建された槐の間で記念撮影する山本さん(右から3人目)ら火災当時の宿泊者

 座敷わらし「亀麿(かめまろ)」に会える宿として知られ、2009年に全焼した岩手県二戸市金田一温泉の旅館「緑風荘」が14日、約6年半ぶりに営業を再開した。地元住民や火災当時の宿泊者が駆け付け、亀麿との出会いに期待を膨らませた。

 現地で再建された建物は延べ床面積約1000平方メートルの南部曲がり家で、宿泊部屋10室と浴場を備える。火災前と比べ規模は半分だが、亀麿が現れるとされる「槐(えんじゅ)の間」などを再現した。
 火災当時に槐の間に宿泊していた常連客の山本義仁さん(36)=名古屋市=は「宿泊客の犠牲が出なかったのは亀麿が守ってくれたおかげだと思う。亀麿に会ったことがないので、会えるまで何回でも通いたい」と笑顔で話した。
 再建費の約3億円は常連客の募金や投資を募るファンドを創設して工面した。緑風荘の運営会社「座敷わらし」の五日市洋(しょう)社長は「支援してくれた皆さまに恩返しできるよう、サービスを磨きたい」と話した。
 宿泊は平日1万3000円、土日祝日は1万4000円(税別)。連絡先は緑風荘0195(27)2131。


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2016年05月15日日曜日


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