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<メガホン>実直

日本バドミントン界初の五輪での金メダル獲得を目指す高橋(左)と松友

 「性格がまじめ。自分にはない頭の良さもある」
 バドミントン女子ダブルスの高橋礼華(日本ユニシス、宮城・聖ウルスラ学院英智高出)が、ペアを組む高校の1学年下の松友美佐紀をこう評価した。
 高橋が語る後輩の姿は、同校の恩師、田所光男総監督にも同じように映った。
 高校時代、遠征のため授業に出席できないことがよくあった。松友はその都度、担当教諭を訪ね、授業の遅れを取り戻した。
 勉強部屋は寮の食堂。一人部屋でないため、消灯後に明かりをつけては同室の生徒を起こしてしまう。周囲が寝静まった頃、こっそり食堂に移動し、夜遅くまで勉強していたという。
 難関国立大などに生徒を送り込む同校で成績は「常に学年トップ」(田所総監督)。徳島から仙台に進学する際、文武両道の校風に引かれ同校を選んだという。
 何事にも真剣に取り組む姿勢は時に、本人の望まぬ結果を生むこともある。1日まで中国で行われていたアジア選手権。日本人対決となった決勝は高橋・松友組が敗れれば日本の出場枠が増える可能性はあった。2人は真っ向勝負で頂点に立った。心境を察すれば、難しいプレーの連続だったのかもしれない。(剣持雄治)


2016年05月16日月曜日


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