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<最終処分場>楢葉の行政区 反対意見噴出

 東京電力福島第1原発事故で発生した福島県内の指定廃棄物を富岡町の最終処分場に埋め立てる計画で、環境省は15日、搬入口のある楢葉町の2行政区を対象とした説明会をいわき市で開いた。住民からは計画に反対する意見が噴出した。
 環境省は県と富岡、楢葉両町と今月中に安全協定を締結した後、準備工事に着手し、搬入開始前に2行政区とも安全協定を結ぶ方針を改めて示した。説明会後、2行政区の区長はともに「協定の話に至るまでには時間がかかる」と述べた。
 説明会は繁岡、上繁岡の行政区ごとに開かれ、住民計約50人が参加。「白紙撤回すべきだ」「楢葉に帰町しようという気持ちをつぶさないでほしい」といった声が相次いだ。
 住民が「行政区が協定締結を拒否すれば搬入しないのか」とただしたのに対し、環境省側は「協定を結んで搬入するよう最大限の努力をする」と述べ、明言を避けた。繁岡行政区は環境相や副大臣が出席しての説明会開催を求めた。
 環境省は処分場を国有化したことや、指定廃棄物搬入は約6年間と見込むことも改めて説明した。


2016年05月16日月曜日


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