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<熊本地震>5年前と重なる光景 本震1カ月

「フレー、フレー」。倒壊した古田妙さん(69)=中央=の家の片付けを手伝う親戚の柳田菜々美さん(8)=右=は、おどけて励ますしぐさを見せた。「子どもを見ていると元気になります」。古田さんの表情も緩んだ=14日、熊本県益城町

 最大震度7を観測した熊本地震は16日で本震発生から1カ月がたつ。今も1万人以上が避難する被災地では余震が続き、生々しい爪痕が残る。
 2度の震度7に見舞われた熊本県益城(ましき)町。最初の大きな揺れから1カ月が経過した14日も、倒壊した家屋から家財道具などを持ち出す住民らの姿が見られた。
 夏めく日差しに、額には汗がにじむ。思い出の品を見つけては、ほっとした表情を見せたり、涙ぐんだりしていた。
 建物被害は8万2000棟を超える。がれきの片付けは手が回り切らず、山肌は深くえぐられたまま。住民の疲労感は募り、避難所では廊下で横たわっている人もいた。
 現地で目の当たりにした被災地の窮状。2008年の岩手・宮城内陸地震や11年の東日本大震災で直面した光景と重なり、カメラを向けながら胸が締め付けられた。(写真部・鹿野智裕、高橋諒)


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2016年05月16日月曜日


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