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<東京芸大>東北被災3県の美術一堂に

岩手、宮城、福島3県ゆかりの作家の作品を集めた特別展「いま、被災地から」

 東京芸大大学美術館の特別展「いま、被災地から−岩手・宮城・福島の美術と震災復興−」が17日、東京都台東区上野公園の同館で開幕する。3県の県立美術館が常設展示するゆかりの画家や彫刻家の作品を一堂に集め、東北美術の特質や精神性をアピールする。東日本大震災の津波で破損した絵画の修復過程のパネル展もある。
 特別展は2部構成で、第1部「東北の美術−岩手・宮城・福島」では絵画や彫刻70点が展示される。彫刻は佐藤忠良(宮城県大和町出身)「帽子・夏」、絵画は萬鉄五郎(花巻市)「赤い目の自画像」、関根正二(白河市)「姉弟」など代表作をそろえた。
 第2部「大震災による被災と文化財レスキュー、そして復興」では、津波被害に遭った陸前高田市立博物館と石巻文化センター(石巻市)から壊れた作品を搬出して、修復するまでの様子をパネルで紹介。実際に修復した絵画も展示する。
 東京芸大の薩摩雅登教授(美術史)は「東北の豊かな美術の土壌を堪能できる。熊本地震でも文化財が被害を受けており、災害の多い日本での美術品の救出、修復の重要性も伝えたい」と語る。
 特別展は6月26日まで。観覧料は一般800円、高校生・大学生500円、中学生以下無料。


2016年05月17日火曜日


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