宮城のニュース

<G7財務相会議>世界成長へ東北地銀が注目

 仙台市太白区秋保地区で20、21の両日に開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に、東北の地方銀行が注目している。グローバル化が進む世界経済の動向は東北の景気も左右する。各行トップらは決算発表の記者会見で、金融の安定を求めるとともに世界経済の成長に向けた議論を期待した。
 七十七銀行(仙台市)の氏家照彦頭取は「従来の枠組みにとらわれず、新しいマーケットを掘り起こす成長戦略を打ち出してほしい。一層の規制緩和を進めるべきだ」と指摘。東邦銀行の北村清士頭取も「金融市場の安定と経済成長に向けた具体的な政策を議論してほしい」と望んだ。
 秋田銀行(秋田市)の湊屋隆夫頭取は為替相場に注目。「米国はドル安政策に変わり、円安に神経質になる一方、日本は円高が行き過ぎだと考えている。為替に対する認識の問題や各国の財政政策について、どのような議論がされるのか」と述べた。
 荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)の共同持ち株会社フィデアホールディングス(仙台市)の里村正治社長は「実体経済を考えると為替と金融の一体的な議論が必要だ」と強調。岩手銀行の田口幸雄頭取は「自国を守ることに集中すると世界的には不安定に陥る。世界全体が成長軌道に乗るよう腹を割って議論してほしい」と注文した。
 東北の視点からの発言もあった。青森銀行(青森市)の成田晋頭取は「東日本大震災からの復興を世界にアピールでき有意義だ」と期待。仙台銀行(仙台市)ときらやか銀行(山形市)を傘下に持つじもとホールディングス(仙台市)の鈴木隆会長は「インバウンド(訪日外国人旅行者)の誘客に東北が力を注ぐきっかけになればいい」と語った。


2016年05月18日水曜日


先頭に戻る