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「6号酵母サミット」試飲楽しみ日本酒談義

 現在使われている清酒酵母の中では最も古い「きょうかい6号酵母」で仕込んだ日本酒の魅力を再発見してもらおうと、「6号酵母サミット」が6月9日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれる。酵母に焦点を当てた全国でも珍しいイベントとして、日本酒ファンの話題となりそうだ。
 山形市の酒販会社などで組織する実行委員会の主催。昭和初期、6号酵母発見の舞台となった新政酒造(秋田市)の佐藤祐輔社長が、6号酵母の魅力や特徴について解説する。
 新政酒造をはじめ、水戸部酒造(天童市)や笑四季酒造(滋賀県甲賀市)など全国6県の八つの酒造会社が、6号酵母で醸造した自慢の酒を用意する。和食や洋食などのさまざまな料理も並べ、参加者に酒との相性を確かめてもらう。
 「乃(の)し梅本舗佐藤屋」(山形市)が開発中の日本酒と合う和菓子の試食会や、鈴木酒造店長井蔵(長井市)の6号酵母オリジナル純米吟醸酒「69(ロック)」の試飲会もある。
 山形市で酒販店を営む実行委員長の熊谷太郎さん(46)は「6号は多彩な味を表現でき、作り手によって味に大きな違いが出てくる興味深い酵母だ。参加者と一緒に、6号酵母を使った酒の可能性を発見する機会にしたい」と話す。
 定員300人。午後7時開始。前売り券は8000円(当日券は8500円)。連絡先は酒販店六根浄023(666)8977。

<きょうかい6号酵母>1930年に新政酒造のもろみから国税庁技術者によって分離された酵母。現在、日本醸造協会が蔵元に有償で配布する20種類以上の協会酵母の中で最も古い種類。寒さに強く、東北の酒造りでも重宝された。6号酵母を用いた日本酒は、優しい香りと爽やかな酸味が特徴。近年は、豊かな香りで、酸味を控えた酒が消費者に好まれる傾向にあり、6号酵母を使用する酒造会社が減少傾向にある。


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2016年05月18日水曜日


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