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<いわき遺体>不明男性 除染作業に従事

男性の遺体が発見された現場を確認する捜査関係者=17日午後、いわき市久之浜町

 日向寺(ひゅうがじ)大蔵容疑者(35)ら男6人が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、被害者とみられる40代男性は同社で東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業などに従事していたという。福島県警いわき中央署捜査本部は日向寺容疑者らと男性との間で金銭など何らかのトラブルがあったとみて、行方不明になった経緯を調べている。
 武蔵建設は2005年に日向寺容疑者が父親と共に設立。関係者によると、原発事故後は除染の下請けや土砂採取などを手掛け、業績を伸ばした。
 復旧関連工事の増加を見込み、同市川前町の実家と倉庫を宿舎に改築。行方不明となった男性をはじめ、県内外から集まった作業員が頻繁に出入りしていたという。捜査本部は17日、宿舎を家宅捜索した。
 付近の住民によると、男性は昨年秋ごろ、宿舎から姿が見えなくなった。男性が飼っていた大型犬の鳴き声が激しくなったため、男性の同僚を通じて日向寺容疑者に対応を求めたところ「犬なんて放っておけ」と応じなかったという。
 同僚は住民に対し、男性がいなくなった理由を「会社と金銭トラブルがあった」といった趣旨の説明をしたという。
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 福島県いわき市久之浜町の建設会社「武蔵建設」敷地内に男性の遺体を埋めたとして、いわき中央署は17日、死体遺棄の疑いで、同社社長日向寺(ひゅうがじ)大蔵容疑者(35)=いわき市平中神谷=ら男6人を逮捕した。福島県警は同日、中央署に捜査本部を設置。殺人容疑での立件も視野に捜査を進める。


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2016年05月18日水曜日


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