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<いわき遺体>体に複数の傷 社長ら6人逮捕

男性の遺体が発見された現場を確認する捜査関係者=17日午後、いわき市久之浜町

 福島県いわき市久之浜町の建設会社「武蔵建設」敷地内に男性の遺体を埋めたとして、いわき中央署は17日、死体遺棄の疑いで、同社社長日向寺(ひゅうがじ)大蔵容疑者(35)=いわき市平中神谷=ら男6人を逮捕した。福島県警は同日、中央署に捜査本部を設置。殺人容疑での立件も視野に捜査を進める。
 捜査本部によると、遺体は16日夜、ビニールシートにくるまれた状態で見つかった。司法解剖の結果、死因は頭蓋内損傷の疑い。顔や体にも複数の傷があった。昨年秋から行方不明となっている同社従業員の市内の40代男性とみられ、捜査本部は身元の確認を急ぐ。
 他に逮捕されたのは、日向寺容疑者の実弟で会社役員遠藤裕蔵(33)=同市久之浜町=、会社員国井政夫(61)=同市内郷高坂町=、自営業栗山守(57)=同市好間町=、ともに無職の栗山智章(52)=同市平=、新井庸晃(50)=同市好間町=の5容疑者。
 6人の逮捕容疑は、共謀して昨年9月上旬ごろ、遺体を武蔵建設の敷地内に遺棄した疑い。捜査関係者によると、重機で地面を深さ数メートルまで掘り、遺体を埋めたとみられる。日向寺容疑者ら一部は容疑を否認している。
 勤務経験があるなど6人全員が武蔵建設に関係し、行方不明の男性と顔見知りだった。捜査本部は男性が何らかのトラブルに巻き込まれたとみている。
 男性は福島県外出身で、東日本大震災後、作業員として働くため、いわき市に移り住んだ。母親が昨年10月、行方不明者届を同署に提出。遺体が埋められている疑いが強まったとして、同署が15日から建設会社敷地を捜索するとともに、日向寺容疑者らから任意で事情を聴いていた。


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2016年05月18日水曜日


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