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汚染土壌処理施設 進出反対1万人超署名

若生副知事に署名簿を手渡す(左から)志賀会長、香取嗣雄塩釜市議会議長

 汚染土壌処理施設を宮城県塩釜市港町1丁目に建設するD0WAエコシステム(東京)の計画を巡り、市民団体「塩釜の生活環境を守る会」(志賀直哉会長)は、進出反対に賛同する1万人を超える署名を集め、18日、許認可事務を受け持つ県に要望書を提出した。
 守る会に加わる水産業関係者、市議ら17人が県庁を訪れ、要望書に1万590人分の署名簿を添えて若生正博副知事に手渡した。
 志賀会長は「施設の進出は(東京電力福島第1原発事故の)風評被害に苦しんでいる水産業にさらに打撃を与える」と強調。埠頭(ふとう)での荷役作業中に汚染土壌が拡散する懸念を示した。
 このほか出席者は、処理施設計画地から約800メートル離れた湾の対岸にある市魚市場への影響を指摘。「観光地のイメージダウンにつながる」との声も上がった。
 計画は、建設現場から出た重金属を含む汚染土壌をセメント原料として分別する内容。要望書は、住民の意思を無視して強硬に計画を進めることがあれば、建設に全面的に反対するよう県に求めた。
 若生副知事は「要件が整えば許可を出さざるを得ないが、不安にどう対処するか、事業者にはまだ皆さんと話し合う余地があると思う。現実的に納得してもらえるところまで県としても努力したい」と話した。


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2016年05月19日木曜日


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