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<盛岡殺人放火>未明の住宅街に爆音、叫び声

炎上する吉田さん宅と乗用車(右端)=18日午前3時50分ごろ、盛岡市西松園(住民提供)

 寝静まった住宅地を爆発音と叫び声が切り裂いた。盛岡市西松園3丁目の無職吉田光男さん(65)方が18日未明に全焼し、吉田さんと男性とみられる遺体が見つかった。閑静な住宅街であった惨劇に住民たちは衝撃を受け、不安な表情を浮かべた。
 「ガラスが割れる音と男性の叫び声が響いた。尋常でない様子だった」。吉田さん方の近くに住み、110番した女性(40)は震えながら話した。別の女性(38)も「ボン、ボンと爆発音が聞こえた。ここは近所の仲が良く、吉田さんもトラブルに巻き込まれるような人ではない」と驚いた。
 吉田さんは1971年、盛岡地区広域消防組合に入った。消防隊員としてポンプ車での消火活動などに当たり、2011年に定年退職。昨年、自宅をリフォームして趣味の庭造りを楽しんでいた。愛犬家で2匹の犬と1日2回の散歩を欠かさなかったという。
 散歩で出会うと必ずあいさつを交わした男性(71)は「元消防隊員らしく背筋の伸びた人だった。これからは地域の集まりにたくさん参加してくれると思っていたが…」と肩を落とした。
 吉田さんは昨年まで長男夫婦と孫と同居していた。同じ幼稚園に子ども2人を通わせていた主婦(40)は「吉田さんがお孫さんを迎えに幼稚園によく来ていた。孫に弱く優しい印象だった。早く真相を解明してほしい」と願った。


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2016年05月19日木曜日


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