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<盛岡放火殺人>焼け跡遺体は弟 直前に口論

全焼した住宅と車の消火活動を行う消防隊員=18日午前5時半ごろ、盛岡市西松園

 盛岡市西松園の住宅が全焼し、この家に住む無職吉田光男さん(65)が殺害された事件で、岩手県警は19日、焼け跡から見つかった別の遺体の身元を、光男さんの弟で同市大新町、職業不詳吉田幸男さん(60)と断定した。県警は幸男さんが事件に関係しているとみて捜査している。
 県警によると、死因は焼死。歯の治療痕から身元を特定した。火災発生時、庭先で光男さんと口論していた男性が炎上する住宅に入って行ったとの目撃情報がある。県警はこの男性が幸男さんで、光男さんとの間で何らかのトラブルがあったとみて調べている。
 県警は同日、光男さんの死因が外傷性脳障害だったことも明らかにした。光男さんはパジャマ姿で、頭や顔に複数の殴られたような痕があった。県警は凶器で殴打された可能性が高いとみている。
 現場付近の住宅地では、同じ時間帯に住宅や車が燃える火災が3件あった。光男さん方から約6キロ離れた同市大新町では住宅4棟が全半焼し、火元の家が幸男さん方だった。
 4件全ての火災現場から大量のカセットこんろ用ガスボンベが見つかった。消防関係者によると、幸男さん方の焼け跡からもガスボンベが発見されたという。
 近隣住民によると、幸男さん方の庭には、光男さん方の前で全焼した白い車と似た車が止まっていることが多かったという。全焼した車のトランクにもガスボンベが積まれていた。


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2016年05月20日金曜日


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