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<議長政活費疑惑>安部氏857万円返還

安部孝議長

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区=による政務活動費(政活費)の不正支出問題で、安部氏は20日、仙台市民オンブズマンから住民監査請求などで不正を指摘された857万円を、所属会派の自民党・県民会議を通じて県に返還した。

 安部氏は2度の住民監査請求で2009年4月〜15年3月の事務所費(545万円)と人件費(484万円)の不正を指摘された。このうち関係書類が残る過去6年分の事務所費481万円、人件費374万円を返した。
 詐欺の疑いでオンブズマンに刑事告発され、仙台地検に受理された13年12月の会場費12万円についても、2万円を返還額に含めた。
 09年度分の事務所費、人件費は金額の精査ができないとして返還を見送った。安部氏は県議会棟で報道関係者の取材に応じ、「違法ではないが公務、政務への支障が出る。事務所費と人件費を全額返還し、問題を収束させる」と弁明した。
 安部氏の政活費を巡っては、09年4月〜15年3月に仙台事務所として支出した光熱費の一部約42万円を県監査委員が不当利得と認定(返還済み)。人件費名目の484万円についても精査しており、6月6日までに監査結果を出す方針だ。
 一連の問題を受け、安部氏は6月15日開会予定の県議会6月定例会までに「出処進退を明らかにする」と辞任の意向を示している。
 自民党・県民会議の中島源陽会長は「自主返還したいという本人の意思を尊重した。出処進退などは23日の会派総会で説明があるだろう」と語った。民進党系会派のみやぎ県民の声の藤原範典会長は「返金すれば済む問題ではない」と話した。


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2016年05月21日土曜日


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