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「震災検証監」決まらない… 計画大幅遅れ

 東日本大震災当時の対応を再検証する方針を示す岩手県大槌町の平野公三町長は20日、外部の有識者を登用する専任の「震災検証監」が決まっていないことを明らかにした。採用は6月以降となる見通し。有識者らによる検証会議の初会合を5月に予定していた計画は大幅に遅れる。
 検証監は年度当初の配置に間に合わず、人選を進めていた。平野町長は「常勤という条件のハードルが高かった。人材は絞り込みつつある」と述べた。
 検証は終了時期を定めず、テーマを設けて継続する。本年度は、震災発生時に旧役場庁舎前に災害対策本部を設置し、町長と職員計40人が犠牲になった経緯を取り上げる。
 旧庁舎の解体方針を掲げる平野町長に対し、町議会は災対本部を含む震災対応の検証を優先するよう求めている。町長は「検証の方向性を示し、解体に必要な予算案を議会に提出したい」と検証結果を待たずに解体を目指す考えを示した。


2016年05月21日土曜日


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